「次の方どうぞー。」
「●△大学外国語学部中国語学科のキャシタスと申します。宜しくお願いします。」
「どうぞお座りください。」
「失礼します。」
「早速ですが、質問に入ります。弊社への志望動機をお聞かせください。」
「…はい、私は音楽が大好きで、音楽が無ければ生きていけないとさえ常日頃思っております。現在、音楽ビジネスはインターネットの普及により益々多様化しうんぬん…学生時代に培った中国語の語学力を生かして海外アーティストの発掘にも携わりたいうんぬん………てなのはどぉーでも良くてぶっちゃけ、
御社のTOPアーティスト且つTOP妖精であるはいたんに会いたいだけです+.(・∀・)゚+. 
」
「……………分かりました。もういいです。」
「えっ

もぉいいってそんな

あのですね、まだはいたんの魅力なんてこれっぽっちも語ってな…」
「……………御退出ください。」
「はぁーい(。-ω-)…失礼しましたぁー。」
ちぇっ。全く誰もあたしのはいたんへの愛の深さを分かってくれない

ふくれっつらでドアノブを手にした2秒後…。
「あれ?ここ何の部屋だったっけ?」
「………はっ、ははははっはいたぁーんΣ(○ДО)


」
大慌てでドアまで駆けてくる面接官。
「…ちょっとちょっと

はいどさん


」
もぉ声も出ない。瞬きもするの忘れそう。コートもカバンも全部いらん。取り敢えず肩とか触ろう。二の腕とか触っとこう(*´Д`*)ハァハァ
どさくさ紛れにひっつこう。
身長差が大きくないから触りやす…
そんなあたしの存在なんかは気にもせず、面接官へ声をかけるはいたん。
「何これ?あぁ、採用の面接?」
「…はい、そうですけど…。」
ニヤッと笑って笑い皺を作り…。
「俺さぁ、こぉゆぅの一回やってみたかったんだよね。」
「…えっ

いやでもはいどさんに我々の仕事をして頂く訳には…。」
「いーぢゃんいーぢゃん。一回だけ

ね?いいでしょ?」
「…え、あの、まぁ…。」
「じゃあ面接相手はこの子に決まりね

」
何故か肩を組んでくる妖精ボーカリスト@今だけ面接官に失神寸前のあたし。いやダメだ、今ここで意識を失うなんて勿体無さ過ぎる

「いやこの子はもぉ不採…」
旧面接官の言葉を遮って、元気よく言ってやった。
「はい

…宜しくお願いしまぁーす(*´∀`人゚+。

」
「じゃあ、後は俺がちゃんとやるからさ、あとは大丈夫だから出てってよ♪」
「…はいどさぁーん…


」
………ガチャン。
ドアに鍵をかける妖精面接官。
密室にはいたんと二人きりだようっひょーい

( ゚∀゚)・∵. ガハッ
「うーんと…。あのさ、こぉゆうのって何聞けば良いの?

」
やりたいと言い出したのは自分のクセに、首をかしげる目の前の面接官。
「あのぉ…多分志望動機とか聞くんだと思いますけど(^ω^;)(;^ω^)
ていうかさっき聞かれたけど ボソッ」
「あー、じゃあそれで良いや。」
それで…ってそんな適当で良いのかΣ(○ДО)

「えっと…。私、中学の頃かららるくあんしえるが好きで好きでたまらなくて…その…出来たららるくの皆さんのお手伝いが出来たら良いなぁと思って…。」
「…へぇー。」
へぇー…ってそんな無関心で良いのかΣ(○ДО)

………沈黙。
「…何学科なの?」
…そこにある履歴書見れば分かるだろうけど

まぁいいや。
「中国語学科です。」
「じゃあ中国語ペラペラなの?」
…この質問、4年間で何度聞かれたであろうって感じだけど、この面接官になら何度でも何でも答えるよ(*´Д`*)ハァハァ
「ペラペラとまではいかないですけど…。一応専攻なんで…。」
「俺も中国語ちょっと喋れるんだよ?知ってる?」
「ハイ、それはもう(゚∀゚)

ようつべで勝手に観ちゃってしかも超下手くそだったなんて言えないけど
」
「実家何処なの?」
…何でいきなり実家が出てくるんだ


まぁいいや。この密室でこの面接官相手なら死ぬまで面接してても良いや。
「岩手です。岩手県盛岡市。」
「盛岡?じゃあこの前のツアー入ってたじゃん

来た?」
「ハイ、そりゃあもぉ(゚∀゚)
最前列で
」
「…そうなんだー。そっか、最前だったんだ。」
「ハイ。」
やべぇそろそろ余りの異常事態と興奮に耐えられなくなってきた…うわぁヨダレが…。
「…さっきさぁ、ラルクが大好きって言ってたよね?」
「ハイ。」
「じゃあさぁ…。
俺のことも好き?」
………( ゚∀゚)・∵. ガハッ「えっ、あのそのうんとえっ…ハイ、勿論(//∀//)

」
「へぇー、そぉなんだぁ

」
「
ハイ…
」
「じゃあ、もぉ採用で決まりね

」
「えっまぢでΣ(○ДО)

…ぢゃなかった本当ですか


」
「うん、俺がおっけーしたからいいの

」
「はぁ…あっ、ありがとうございます…。」
はいたんに会うために受けたのにはいたんに合格させてもらうなんて変な気分だけどまぁこの際何でもいいや。意味深気な笑みを浮かべて、面接官@未来の上司は言った。
「あのさぁ、キャシタスだっけ?」
…名前呼ばれちゃったよ( ゚∀゚)・∵. ガハッ
「ハイ

」
椅子から立ち上がり、窓へ向かって歩いていく面接官。
「君さぁ、盛岡の時、最前列のド真ん中で、ミニーちゃんのカチューシャつけてなかったっけ?」
「…おっ、おおおおおぼえててくださったんでございますかはいどさま(゚Д゚;))))ガクガクブルブル

」←何だこの敬語w
「俺さぁ、あのミニーちゃんの子、ずっと可愛いなぁって思ってたんだよねー。」
「…えぇっ



」
「でももぉ他のどの会場行ってもいないしさぁー

」
「あぁごめんなさい

大宮は行ったんですけど、席がずーっと後ろの方で…。」←何故謝る。
振り向いた彼は言った。
「…こんなトコで会えるなんてさ。俺達、運命みたいぢゃね?」
( ゚∀゚)・∵. ガハッ…もぉどぉにでもしてください。…これが、私とはいたんの「社内恋愛」のきっかけです。